旅行に最適なカメラは何か?ミラーレスかコンデジか、α5000を推薦。

今回は旅ではなく、登山でもなく、旅行用のカメラのお話をしようと思います。

カメラ選びって大変じゃないですか?

当ブログ管理者が最初のデジタルカメラを購入した時、購入までに1~2か月悩みました。購入するまでに、

携帯のカメラと何が違うのかと。
どれが一番コスパがいいのだろうと。
自分が欲している機能は何なのだろうかと。
色々な情報を読むと、そんなカメラじゃだめだと言われている気したり。
いいカメラの値段を見てため息をついたり。
安い買い物ではないから余計失敗したくない心理が働いて、いろいろ検索して路頭に迷ってしまったり。

結局何がいいのかわからない。迷いに迷ってました。

きっと検索から入ってきてくれた方は上記のような悩みがあるのではないでしょうか。色々旅行に行ってα6000とRX-100M2で色々撮ってきた身として、旅行に最適なカメラについて意見します。どちらかというと男性向けですが、何かに熱中する傾向にある人は女性にもお勧めできます。

結論から

お勧めできる旅行に最適なカメラはα5000です。状態が「非常に良い」なら中古で構わないです。

SONY α5000 パワーズームレンズキット(ブラック／デジタル一眼)

出版社/メーカー: ソニー
メディア: Camera
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多くのサイトさんがカメラの比較していますが、その多くがスペックの比較しかしていません。嘆かわしいことに体感が伴っていなくて、結局何であるのかがわからない。カメラを買おうとしている時、確かにスペックも気になるが、そのお金を払って自分は満足のいく写真が撮れるのかが気になってるんだと思います。

旅行で綺麗な写真を撮りたい。携帯のカメラでは満足できなくなった。そんな方で初めてカメラはなにがいいかなと迷っているならα5000をお勧めします。

なぜα5000か

旅行の時に撮るものって何でしょうか。

風景
建物
一緒に行った友達や家族
風景をバックに集合写真
建物をバックに集合写真
夜景と集合写真

大体が上記のものだと思います。これらの写真を撮るときに必要なものは比較的大きなセンサーサイズを搭載したカメラと小さな三脚だけです。そしてカメラは軽ければ更にいい。

夜景を撮らないのなら三脚すら入りません。
連射性能なんていりません。
旅行ではISO51200まで使えたってあまり意味ありません。
有効画素数はすべての機種でオーバースペックぎみなので比較対象になりません。

この点を考えるとα5000はAPS-Cといわれるサイズのセンサーが付いています。これはプロの人も使うフルサイズと呼ばれているセンサーの次の大きさのセンサーです。大きさもこのセンサーが付いているカメラでは小型軽量です。センサーが大きいと何がいいかと言われれば、単純に小さなセンサーより綺麗に撮れます。しかし、センサーが大きくなると重くなってしまうのが難点です。α5000は比較的大きいセンサーを搭載しているのに小型軽量なのです。

α5000より大きいセンサーサイズの商品―α7等―に関して

いわゆるフルサイズのセンサーが付いているカメラは綺麗に撮れます。ただ、旅行に不向きなことがあります。上記の通り重くかさばるのです。もちろん高いですし・・・。もし、軽くて持ち運びが容易で、より大きいセンサーサイズのカメラがあれば、それがいいのでしょう。しかし、そのようなことは物理的に難しいようです。比較的軽量とされているソニーのフルサイズセンサー搭載のカメラα7とα5000の重さを比べてみます。

α5000はセットレンズとバッテリー込みで385g。
α7はセットレンズとバッテリー込みで770g。*1

約2倍の重さです。小型のペットボトル1本分の差があるので、それを持ち運べるかはかなりの問題となります。

α5000よりも軽いレンズ一体型コンパクトデジタルカメラに関して

今はスマートフォンのカメラが進化しています。安めのレンズ一体型コンパクトデジタルカメラだとスマートフォンと画質に差がほとんどありません。例えば、HTC 10のカメラは光学ズームはできませんがセンサーサイズ1/2.3でレンズはかなり明るいF1.8と言われています。多くのコンパクトデジタルカメラが採用しているセンサーサイズは1/2.3でF値が最大でF1.8ほどです。性能に差があまりないのです。このような状態なら、スマホを乗り換えてはいかがでしょうか?となってしまいます。旅行なら小型ミラーレスでスマホよりきれいに残しましょう。

高級コンパクトデジタルカメラ

このような括りがあるのかわかりませんが、普通のレンズ一体型コンパクトデジタルカメラよりもいいお値段がしているレンズ一体型コンパクトデジタルカメラがあります。ソニーでいうとDSC-RX100シリーズになります。センサーのサイズは1型と呼ばれるものを搭載しています。α5000より小さなセンサーになりますが、スマートフォンよりは綺麗な写真が取れます。旅行者向けにはα5000の対抗馬です。

RX-100は重量も240gと軽量です。ただし、センサーサイズの差があるのにRX100は価格がα5000と似たり寄ったりになります。センサーサイズはα5000に比べて約1/3です。*2また、Wi－Fi機能がありません。その場でスマートフォンに転送してみんなと共有するということができなくなります。もし、インスタグラム等SNSに投票するのならα5000がいいと思います。投票しない場合は、重量と画質のどちらを取るか、今後レンズを交換しないでいいかよく考えることになるでしょう。また、旅行用途以外で使う可能性がちょっとでも浮かんでしまったら、レンズ交換式がいいと思います。全体的なコストパフォーマンスはα5000が上です。240gは素晴らしいですが、385gは気にならない重さです。

ちなみに女性には

RX-100シリーズ、特にRX-100M2がα5000と同様にお勧めできます。理由は

レンズ交換する機会があまり訪れないと思われるから。
RX-100M2はRX-100より夜景に強いから。
メンテナンスがミラーレスに比べて容易だからです。
RX-100にはないWi-Fiが付いている

ただし、α5000より高価であるのでそこはお財布とご相談になってしまいます。

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SONY デジタルカメラ Cyber-shot RX100 光学3.6倍 DSC-RX100

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旅行の写真の場合、レンズのF値等は気にしなくていい

コンパクトカメラの説明ついでにF値についての体感です。確かにF値は明るいほど(小さいほど)便利ですが、旅行に行っても夜景を撮らない限り、レンズのF値はあまり気になりません。三脚を持っていくのでしたら夜景でも全く気になりません。それよりもレンズが重くて疲れてくることのほうが多いです(明るいF値のレンズは大きくなる傾向にあります)。ですので、わざとF値が暗い軽いレンズを持っていくこともあります。

また、F値が明るすぎて全体的にピンボケになってしまうと旅行の写真としては不適切になります。旅行に行った目的が撮影でしたら考えなくてはなりませんが、背景をいれたいのに背景がぼけてしまったら、なぜそこで写真を撮ったのかがわからなくなります。F値や被写界深度を考えるときは、作品目的で、料理を撮ったり人を撮ったりする時だけです。

夜景を撮るなら三脚が必要だと思います

大きなものは旅行に不向きですので、持ち運べる程度に軽いもの。この小さな三脚なら大きさが折り畳み傘程度で持ち運びに困らないです。

Manfrotto ミニ三脚 PIXIシリーズ PIXI EVO ボール雲台ブラック MTPIXIEVO-BK

出版社/メーカー: マンフロット
発売日: 2015/10/29
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参考までに

RX-100M2とα6000の写真。相互撮りです。ただし、α6000のレンズはziessレンズです。RX‐100M2もziessレンズなので合わせた形です。RX100M2とRX100はセンサーサイズとレンズが一緒。α6000とα5000はセンサーサイズが一緒。RX100M2の写真はかなりトリミングしています。

f:id:tripmountain:20161030163231j:plain

α6000

更に参考までに

広く一般的に女性に人気なカメラはパナソニックのLUMIX―GM1Sかと思われます。超小型でいいように見えます。レンズバッテリー込みで274g。マイクロフォーサーズと呼ばれるセンサーを搭載しています(APS-Cの次の大きさのセンサー、APS-Cと比べ約６０%程の大きさ)。ミラーレスですのでレンズ交換が楽しめます。ただし、ちょっと大き目なレンズをつけるとバランスが悪くなってしまったりしまして、レンズ交換式カメラなのにレンズ交換の幅が少なめとなっています。また、レンズ交換式はメンテナンスが必要になってきてしまいます。レンズ交換をほとんどしないのでしたら、いっそ高級コンパクトデジタルカメラで良いのではないかなと思います。ただ、ほとんど交換しないけれども高級コンパクトデジタルカメラはちょっと・・・という方でしたら、お勧めできます。また、レンズ交換が楽しくなってしまいそうなら、α5000のほうがレンズ交換の拡張性は高いと思いますので、そちらをお勧めします。